元衆議院議員(茨城県第6区)[無所属]大泉ひろ子オフィシャルサイト
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日々雑感
[2017/06/18]
新政党への期待



   日曜の朝は討論番組が多い。当然のことだが、本日は、加計学園が中心だ。その討論で、江田憲司が「状況証拠は揃った。それらは証拠能力が十分だ。後は、裁判ならば、証人尋問で確認するだけだ(つまり、有罪確定)」と発言し、筋の通った意見を言った。対する自民党は、総理忖度問題を避け、獣医学部必要論にすり替えようと必死だった。しかし、本人も内心恥ずかしいと思い、つっかえながら反論しているのが気の毒だった。
 江田憲司は現在、民進党。まともな政治家がいたのだ。ただ、彼は、みんなの党、維新党から移ってきた経緯を考えると、連合をバックとした民進党は、改革派を自認する彼にとって論理矛盾するはずだ。一瞬だが、こう思った。この一件で安倍政権が揺らがないのであれば、まともな政治家が集まって、新たな政党を作るべきではないか。
 その動きが都議選で始まっている。小池新党の中身には疑問があるものの、新たな政治勢力が作られるのは歓迎したい。小池さんは、江田憲司のような学問を基礎にした発言はないが、政治家としてのうまさは抜群だ。豊洲と築地を両方活かす(であろうと言われている)ウルトラ選択があるとは思ってもいなかった。
 人口が減り、マイナス金利でも資本の行き所のない、イノベーションも期待薄の日本。「あの夢をもう一度はありえない」前提で、新たな国家像を作るべく、新政党の誕生を望む。

[2017/06/16]
前川、がんばれ



「前畑がんばれ」は1936年、ベルリンオリンピックにおいて前畑秀子が平泳ぎで金メダルを取った時、NHKアナウンサーが放送中絶叫した言葉だ。現在、「前川がんばれ」と前川前文科事務次官を応援していたら、加計学園ゲートが化けの皮をはがし始めた。
 文科省に引き続き、内閣府も調査せざるを得なくなり、斡旋政治の内幕を国民に明らかにする。ただし、重要法案テロ等準備罪も可決し、国会は閉じるから、議論は、マスコミと人々のコミュニケーションに移る。もしかしたら、このまま萎んでいくかもしれない。また、自民党の支持率があまり下がらないのは、偏に野党の不甲斐なさによる。
 都政では、小池知事は、少なくとも豊洲市場とオリンピックを国民の議論の俎上に載せた。知事が彼女に変わらなければうやむやにされていたかもしれない。ただし、前川さんと違うのは、小池さんは、ずっと政治的だ。前川さんのように「役人の矜持を守る」という単純なものではなく、小池政治を席巻させるための手法を尽くす。
 そのための都議選、議会過半数になるかどうかは分からないが、小池新党は自民党を超えるであろう。国政に影響ある新たな野党を期待したい。あたかも橋下徹が大阪維新の会を全国政党にしたように。
 話を前川氏に戻す。彼は、文科省に入るとき公務員試験4番の優秀な成績だった。真実に文部行政を目指した人なのだろう。私は、法学部出身ではないので、長い間「法律学は社会科学ではない」と思ってきた。それを小林宏晨日大名誉教授に言ったら、怒られた。「法律学こそ最強の社会科学。私は、それを身に着け喧嘩に負けたことはない」と言われた。私は、心を動かされて、遅ればせながら、今、少し、法律学の勉強をしている。
 だが、判例を読んで、なぜこんなに回りくどい言い方をするのか、なぜ真実はひとつなのに、学説がいくつもの理屈を作るのか、自然科学に比べると、納得のいかない内容が多い。そうだ、総理補佐官を始め、永田町・霞が関は東大法学部だらけ。さまざまの理屈を披歴し、最後は権力への忖度で決めた、ということにしているのだ。
 学力の高い前川さん。次は、法の支配が忖度を駆逐する行政の在り方を声高に主張してほしい。加計学園ゲートが立ち消えしないために。
 

[2017/06/10]
国民国家への道



トランプ大統領は、コミー前FBI長官の議会証言に追い詰められている。メイ英国首相は、賭けに出た総選挙に失敗し、与野党に追い詰められている。そして、安倍首相は、とうとう加計学園問題で、無いと強弁してきた文科省メールの再調査をするまで追い詰められた。
 世界がグローバリゼーションから国民国家へと後戻りする(経済学者水野和夫の言う閉じた帝国)中で、グローバリゼーションを担ってきた大国が国内問題で喘いでいるのが現況だ。日本は、天皇退位の法律が通り、早晩、「平成の仕切り直し」のチャンスが確実にめぐってくる。まさに、国民国家日本が新たな姿を示す時が来た。
 初めから象徴天皇として即位した今上天皇は、ついに昭和天皇を超えた。戦争と復興・経済成長の激しい時代を生きた昭和天皇は、国際社会では、長らく戦争責任を問われていた。今上天皇は、其の後の「失われた30年近く」の難しい時代に、律儀に戦争の遺族に仕え、災害や閉塞感の中に生きる人々を激励した。象徴天皇とは何かを身を以て作り上げたのが今上天皇だ。天皇とは、皇室とは、民への祈りであり、近代化した今上天皇は分かり易い形で示した。
 退位法の所管大臣は菅官房長官。この仕事を終えたのだから、次はご自身の「退位」ではないか。森友学園、加計学園にみる「斡旋政治」の責任を取るべきだ。安倍総理一強を守りたいと思うなら、菅官房長官が「私が皆忖度しました。総理は真っ白です」と幕引きを図るのが一番賢い。
 国民国家の基礎は内需と社会保障だ。そのためには、日本は人口の維持を真剣にやっていかねばならない。合計特殊出生率が同じく低いドイツはここ数年で人口10%にあたる移民を受け入れ、EU経済で独り勝ちしている。米英日が追い詰められている中、一時は移民のやり過ぎで批判を浴びたメルケルは今秋の選挙で4選が確実視されている。
 21世紀がグローバリゼーションから国民国家へと戻るなら、日本はドイツに負けない方法を考えねばならない。フランス、スウェーデンのような徹底した家族政策は、団塊ジュニアが40歳代となった今では遅い。どういう方法をとるのか、新時代の最大の課題とすべきだ。

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